今回はちょっとGeekなネタです。
実はAbleton LiveにはOptions.txtという隠し設定がありまして、Rewireのチャンネル数を増やしたり、Automationの解像度を上げたり、実は調べたりするとかなり色々とあるのですが、今回は僕が便利だと思ったものだけを紹介します。
Options.txtはMac OS Xの場合は以下の場所の中にあります。
/Users/[username]/Library/Preferences/Ableton/Live x.x.x/
Windows XP
\Documents and Settings\[username]\Application Data\Ableton\Live x.x.x\Preferences\
Windows Vista, Windows 7, Windows 8
\Users\[username]\AppData\Roaming\Ableton\Live x.x.x\Preferences\
「-ShowDeviceSlots」と「-EnableMapToSiblings」です。
設定は簡単で以下のようにoption.txt(標準テキスト)に記述しておくだけです。
-ShowDeviceSlots -EnableMapToSiblings
①「-ShowDeviceSlots」を設定すると
御存じのとうりAbleton Liveのセッションビューはミキサー画面も兼ねていますのでこういう風にトラックに何のプラグインが挿入されているかがわかると便利な場合があると思います。
これでどのエフェクトがCPUの負荷がかかっているかがわかればもっといい気がしますよね?(追加して欲しいなぁ)
以下は他社のDAWのミキサー画面ですがAbleton Liveの場合はこのoption.txtで設定した「デバイスの表示/非表示」で簡単に隠す事も出来るのでもっと便利になっているのではないでしょうか?
↑Presonus Studio Oneのミキサー画面
↑Logic Xのミキサー画面
②「-EnableMapToSiblings」設定すると
これを設定すると例えば以下のようにInstrument Rackにチェーンを以下のように2つ作って、
両方のチェーンにOperatorが入っている状態を例にして、
例えば オシレーターDのCourseをmacro1にマップします。
そして2番目のチェーンを同じMacro1にアサインしたい時にこの場合はチェーンが2つなので簡単ですがチェーンがもっと沢山ある状態で同じMacro1にアサインしたい場合は結構面倒ですよね?
こういう場合に「-EnableMapToSiblings」を設定しておくと、
右クリックメニューにMap to all Siblingsという項目が現れてここを選択して2つ目のチェーンを確認してみると、、
以下のように2つ目のチェーンのオシレーターDのCourseがすでにmacro1にマップされている事が確認できます。
ちなみにSiblingsは日本語で兄弟という様な意味です。
オリジナルのデバイスラックを効率的に作成したい場合に役に立つと思います。
もしAbleton LiveでReasonを外部音源のように使っていて、標準よりもたくさんのチェンネルを使ってみたいなど、options.txtのもっと設定できる項目を知りたいという方は、
詳しくは「ableton live options.txt」で検索するか以下の
Options.txt file for Live@Ableton.com
Options.txt in Ableton Live 9 and secret features @ julienbayle.net
Ableton Live Insider Tips – Options.txt Part 1 (Video Tutorial) @ Sonicbloom
などを参照してみてください。
ではまた!
エレクト浪人でした。