今のLogic StudioにはLogic Pro 9,Soundtrack,Wave burnerの他にMainStage2というアプリケーションが入っていて、これを起動すればMac自体がライブ用のギターやキーボードのシステムに変身する。
NINのギグではこのMainstageが活躍したようだ。
MainStageをぶらぶらと使ってみた所、以下の様にカスタムのGUIを設定してそこに好きなコントロールチェンジなどをアサインできるので、その気になれば自分専用のセットアップを自由自在に組める様だ。
このMainstage2は2になってからRewireというコンピューター内で簡単にあるソフトとあるソフトのオーディオやMIDIの同期をいっぺんに接続できる規格の対応により他のソフトウェアと繋がる事が出来る様になった。
だがしかし!
このMainstage2はRewireのマスターにしか対応していないのだ。
どういうことかというとRewireにはマスターモードとスレーブモードがあってマスターにしたい方を先に起動すればいい。
例えばLogic,ProToolsAbletonなどのDAWをマスターとしてReasonをスレーブとして立ち上げるとまるでReasonがMac内部にある外部音源的な振る舞いをする。
これはReasonがReiwreスレーブも対応しているからできるが、Reasonは内蔵の音源のみでAudioUnitなどのプラグインを扱えない。
MainstageはAudioUnitやEXS24,Ultrabeat,SculptureなどのLogic内蔵の素晴らしい音源を立ち上げる事はできるがマスターモードしか対応していないのでReason的にLogicやLiveなどから音源として使う事ができない。
実際にLogicを起動した状態でMainstageを起動するとこんな事を言われる↓
だからDAWを操作して作業しつつもMainstageでお気に入りのライブ用のセットを作るには現状ではMacを2台使いさらにもう1ライセンス買わなきゃ出来ないのだ。
そこまでするほど魅力的なアプリケーションではないと思うのでそんな事はしない(笑)
だからMainstageはRewire スレーブに対応する必要があると思うのだ。
ひょっとしたら技術的にAudioUnitは1つのホストでしか扱えないとかそういう制約があるのかもしれないがそこをぶち破って欲しい。
最近、AvidはやっとProTools9になって他社のオーディオインターフェースでも動く様になった。
つまりオープンになった。
まるで貞操をかたくなに守るかの様に振る舞って来たあのPROTOOLSが他社のインターフェースを使えるっていうのはとても画期的に思える(笑)
Appleにもそういう画期的な姿勢を見せてくれる事をとても期待している。
それが出来れば今までのEXSのサンプルの資産やSculpture,Ultrabeat,ES2をProToolsLEやAbleton Liveで使う事が出来る様になる。
それが出来るようになったら素晴らしいと思わないかい?