GWにReaktor 6.3はいかが?

Reaktor 6.3のバージョンアップで使える様になった新しいファイルフォーマット Rackの紹介動画を作成しました。

楽しすぎて1時間以上の動画を短くまとめるのに苦労しました。

VCV RackCherry AudioのVoltage ModularPropellerhead Reason のコンピューターの中でケーブルで接続できる楽しさとReaktorならではのStructure Viewでのシグラルフローののわかりやすさを実現したこれまでの中で最高のアップデートだと思います。
I dream of Wires というモジュラーシンセのドキュメンタリーを観る度にハードウェアのモジュラーシンセのシステムを組みたくなり、今年中に何とかハードウェアのモジュラーシンセも始めたいですが、ケーブルの色やまとめ方のルールを自分の中で確立しないとあっという間にスパゲッティコード状態になり、シグナルフローがわかりづらくなりそうです。

その点ではNIのReaktor 、 [Cycling 74の Max](https://www.mi7.co.jp/products/cycling74/) 、 PDSymbolicsoundのKyma などはシグナルフローが一目瞭然なのがメリットだと思いますが、今回のReaktor 6.3のアップデートで使える様になった新しいファイルフォーマットのRack(.nksr) はこれまでのシグナルフローが一目瞭然な点とハードウェアモジュラーやソフトウェアモジュラーなどのケーブルで接続できるのがマージされたので、Reaktorはサンプラーとシンセサイザーが別売りで名前も違った頃から使ってますが、今回のアップデートはかなり最強のアップデートだと感じました。6.3以前のバージョンのBlocksだと負荷が高くてちょうどいい感じの面白くなってきてる時に限ってOver loaded!と表示されましたが、6.3になってから軽くなった感じがします。付属しているBlocksは十分面白く、West Coast Blocksなどはシンセサイザーが好きな人なら名前でニヤっとしてしまうと思いますがBuchlaの西海岸シンセスタイルのBlocksがあり、Blocks Easel.nksrがおそらくBuchla Easel を意識してる感じです。

Native InstrumentsのReaktorのページにPartner Instrumentsの他にPartner Blocksの項目が増えてました。

僕は両方好きですし、ハードウェア vs ソフトウェアのシンセのキリがない論争はあまり意味がないと思います。

ただReaktorを独学で学び自分の曲で使いたいのにいつの間にか「ソフトウェアを開発している」トラップにハマる人が多いので、気に入ったらAbletonやLogic Pro Xなど使い慣れたDAWでガツガツと録音をする事をオススメします。

既存のユーザーもこれから使おうという方も是非新しくなったReaktorをGW中に学んだり作ったりしてみてはいかがでしょうか?

Ableton LiveのOption + Space 基本編

Ableton Liveの再生のショートカットキーで 「Space, 「Shift+ Space」 は知っていると思いますが、意外と知られてないかもしれないので数回に分けて紹介します。

一応解説すると、

Space = スタートマーカーから再生 / 停止

Shift + Space = 停止位置から再生を再開

という感じで使い慣れいる人には当たり前、初心者はこの機会を気に覚えましょう。

どのDAWにも言えますがショートカットも慣れるまで最初は10回ぐらい連打して慣れて、1〜2日くらい覚えたいコマンドをなるべく使う様にしてれば、ギタリストの手がコードを覚える様にだんだん慣れてきますよ。ちなみにPDFには後半にショートカットの一覧があり、Ableton.comのオンラインで参照できるマニュアルではこちらから学ぶことができますよ。

https://www.ableton.com/ja/manual/live-keyboard-shortcuts/


今回紹介したいのは

Option + Space (Mac) / Alt + Space (Mac) = 選択した部分を再生する

というコマンドで僕はLive8ぐらいの頃に見つけました。

今回は基本編ということで、わかりやすく現在作ってる曲のクラップをアレンジして選択した部分を再生して、⌘+Eで波形を切り取り、切り取った部分を短くして別の場所に移動して連打してオートメーションではなくクリップゲインで連打をFadeInさせてみたいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=NUAg73RwWJY
Option + Space 基本編

これを応用すればAbleton LiveのLive Packに付属のドラムループやMusicRadarなどのFreeのドラムループ の好きな部分を選んでカットして無限にアレンジする事が出来るんですよ

気に入ったオリジナルのループができたらあとでサンプルが行方不明にならない様に必ず 「クリップを結合(⌘+ J )」 しておきましょう。


この様にアレンジしたいドラムをLiveのアレンジメントを料理のまな板の様な感じで使い、この Option + Space は大活躍するのでSSD/HDDに眠っていてあまり使ってないロイヤリティフリーのループを探してお好みドラムループを作ってみてください。実際にやってみればこのコマンドの無限の可能性を感じられると思います。


近日中に応用編を作ろうと思いますのでお楽しみに!