目指せPusher!その五:DrumrackとExternalInstrumentを組み合わせる。

 

今回はAbleton Pushから色々なものをコントロールしたい方の為のヒントとして若干裏技的ではありますが「DrumrackとExternalInstrumentを組み合わせる技」を紹介します。

 

今回は例としてBFD3をDrumRackのパッドからコントロールする方法とDrumRackのパッドからStutterEditをコントロールする手法を

 

①:BFD3をDrumrackとExternalInstrumentを組み合わせからコントロールする技

 

1.BFDをDrumRack化する

 

 

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2.External InstrumentをDrum Rackにドラッグ&ドロップする

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3.チェーンリストを表示する。

 

 

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4.入力&出力セクションを表示する

 

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5.External Instumentの出力先をDrumRackにして、BFD3を選択

 

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6.インストゥルメントで鳴らしたいノートを選択

 

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このExternal Instrumentを他のパッドにコピーして鳴らしたいノートの数だけ作ります。

 

BFD3はLogicのDrummerと互換性があり僕はLogic歴が長いLogic Loverでもあるので、LiveでもDrummerのkeymapで使おうと思います。

他のKeymapを使ったりしたい方はここは臨機応変に自由に変えてみて下さい。

 

BFD3をDrum Rackから鳴らす為には以下の数だけ作る必要があるようです。。Σ(゚Д゚;)エーッ!

 

 

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これは結構面倒くさい作業なので、Huluで映画かドラマを見ながら「Drum Rackで鳴らしてやる!」と闘士を燃やしながら戦うしかなさそうですww

 

そしてなんとか以下の様にExternal Instrumetを駆使してBFD3を鳴らす為のDrumRackが完成しました。

以下の画像で赤色にした部分がBFD本体が入っているチェーンです。

 

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今回はBFD拡張音源の“BFD3 Rock 118BPM JM”をBFDにロードしてGrooveパレットからまず鳴らしてそのグルーブをこのドラムラックが入っているMIDIトラックにドラッグ&ドロップして期待通りに鳴るかを確認してみます。

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この状態で鳴っている音をWaves Kaermer Master Tapeをかけてオーディオトラックに録音したものがこちら↓

 

 

 

なぜこんな面倒くさい事をしたのかというとBFD3のグルーブを以下の様にPushのDrum Stepシーケンサーでもっと細かく直感的にアレンジ出来るからです。

少々面倒くさくはありますがこれでMac/PCの画面と睨めっこせずにPushでBFDのドラムを納得いくまで編集出来ますよね?

repeatボタンで連打したり、シーケンサーのノートを押しっぱなしで簡単にVelocityやナッジなどを直感的に簡単に調整できます!

 

 

Push

 

 

これはPushでなくてもAKAIのMPDシリーズなどのMPCライクなパッドで使う場合でも使えそうですね。

 

 

①:StutterEditをDrumrackとExternalInstrumentを組み合わせからコントロールする技

 

もう一つ例として、今度はMIDIノートで制御するエフェクトのiZotope Stutter EditをDrum Rack+External Instrumentで制御してみたいと思います。

 

今回はSoniccoutureのKonkrete Drum3のBuchla Percussion KitをDrumRackにロードしてその後にStutter Editをインサートした完成系のラックが以下の様になります。

 

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ただここで問題が一つ。。

 

このドラムキットのノートとStutterEditをトリガーするノートがぶつかってしまうのです。

 

なのでStutterEditの設定を以下の様にドラムキットで使わないノートにずらしてやり、

 

 

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Drum Rackも以下の通りにノートレンジによってドラムキット用とStutterEdit用に設定してやります。

 

 

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【StutterEditなし】

 

【StutterEditあり】

 

 

この方法はPushにメロディステップシーケンサーが搭載される前に思いついた方法なので、メロディステップシーケンサーが搭載された今はメロディステップシーケンサーでStutterEditをトリガーする方が楽だと思います。

 

このDrum Rack+External Instrumentは他にも色々な応用が考えられそうです。

 

もちろんExternal Instrumentはその名前の通り外部のハードウェアにも使えます。

またDrumRackはメロディステップシーケンサーと違い設定によって好きなパッドで鳴らしたいノートを自由に選べるので覚えておいて損は無いと思います。

 

この記事のコメント欄で「俺はこの手法で〇〇を鳴らしたぜ!」という様なコメントを頂けるととても嬉しいです。

 

 さて次はどんなネタを書こうかなぁ。

何か書いて欲しいネタがあったら遠慮なくリクエストしてください。≦(._.)≧ 

 

 ではまた!