今回はOUTPUT社のAnalog StringsをAbleton Live ユーザー視点でレビューと使いかたを説明します。
以下の動画がOutput社のプロモーションビデオです。
動画を観ると沢山の人がAnalog Stringsを鳴らしてセッションしているので特徴と概要、ファーストインプレッションを紹介後に今回は上記のビデオの様に複数人でAnalog Stringsを使ってセッションしているのでAbleton Liveで Analog Stringsのみ を使って簡単な曲になりそうなプロジェクトを作って見ます。
Analog Strings 特徴
- デュアルレイヤーエエンジン
- 4つのMacroには6つのパラメーターをアサイン可能
- 各レイヤー用のエフェクトとグローバルエフェクト
- Rhythmタブでは各レイヤー用に2つずつVlolume,Pan,Cufoff,Resonance,Tube,Drive,Bit,S.rateに対しmodulationをかける事が可能!
- またRhythmタブでFlux Modeにすると(Flux:流動的などの意味)とても細かくModulation Sourceを作成可能でかつ気に入ったものは保存可能
- Rhythmセクションでいくつかのパラメーターにモジュレーションを加える事ができる!
- タグ付けされた500種類のプリセット(KOMPLETEと同じく★マークをつける事も可能)
- NKS対応
Analog Stringsのみで曲を作って見る
ではAbleton Liveで Analog StringsのPresetのみ を使って簡単な曲になりそうなプロジェクトを作って見ます。(もちろんオリジナルの音色も作れます)
今回この記事を書くにあたってLiveっぽいアプローチでOUTPUTのAnalog Stringsを使う事を考えた時にLiveではDevice Rack化して置くとPushも含めて様々なコントローラから直ぐにアクセス、オートメーションをRecしたり、MaxForLiveのLFOやEnvelope系などでそのマクロのツマミをModulationする事がしやすいので、まずはDevice Rack化して以下の様に4つのMacroをアサインすればLiveのクリップに書き込みやすいと思うので以下の様に設定しておきました。
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上記の様にデバイスラックでアサインしたら
- Analog StringsでPadを打ち込む
Preset 442番のWarm Oceanを使ってパットを以下の様に打ち込みました。ここでは
- Analog Strings Bass
Bassとキックが混ざった音色をPreset 129番のBoomScracherを使って以下の様に打ち込み4小節目の最後あたりでMacro3(AnalogStringsのパッチないではPitchのMacro)をオートメーションを描いてグワーンと上げ下げしてみました。
- Analog Strings Pad2
Preset 447番 iii.Puppyを使って2番目のパットを以下の様にベタに打ち込みました。
そして右側のレイヤーのノイジーな感じのパットのVloumeをFluxModeでぶった斬りました。
- Analog Strings 2 Layerd Lead
Preset 209のDigital Ageと442のHarpsicloudの2つの音色をさせてリード音として使ってみました。
Oneshotの音源にはTALのDelayをかけて2つのレイヤーにTAL-Chorus-LX → AutopanでSAWのトレモロをフェードインしつつAuto Panさせてみました。
- 以上の音色とLive内蔵の909キットといくつかのRhythmを使って
重ねてみた結果が以下の様な感じになりました。
想定していたよりも曲としてアリになったのでこれを元に今後は1曲作ろうとおもいました。
曲を作りながらAnalog Stringsを触って観た感想
Analog Stringsはヘルプもわかりやすく触っていて音はもちろん視覚的にも気持ちが良いです!
僕のMacの歴史あるストレージには色々なStrings系の音色は沢山ありますが、これほど音もUIも気持ち良くかつオリジナルの音色も作れるKONTAKTベースのストリングス音源に初めて出会いました。
“?”マークを押すとすぐに各機能の説明が表示される点もとてもありがたくPDFマニュアルを読んで「えっーと…」と曲作りの真っ最中に中断する様なこともなかったです。
OUTPUT社が言うには気に入らなければ2週間以内なら返金受付も可能なのでとにかく触ってみることをお勧めします!