2020年のまとめと2021年で楽しみな事など

※ 久々の投稿な為、長くなってしまいましたw

2020年は本来ならオリンピック祝賀ムードなんでしょうが、年始からまるで悪夢でも見ている様な状態が続き、まるでルネッサンス時代以前の飢えと疫病の暗黒時代の様な雰囲気の一年の様に感じました。

以下の写真は今年の7月19日の西浜で例年ならばこの木の下にバイクやスクーター、自転車が沢山置いてあり、海岸からは海の家の焼きとうもろこしの匂いや日焼け止めオイルの匂いと多くの人と夏の暑さでむわ〜んと熱気があるんですが、2020年は藤沢に何十年も住んでる中で夏の匂いがせず人も少なくて、あんな夏は初めてでした…。

僕にとってはオートバイに乗る事と音楽を作る事(実験で終わったり、大量のボツも勿論ありますw)がいつになってもコアなのが救いでした。

そして猫になれるぐらいの無限の好奇心と情熱だけが僕をこれまでもこれからも突き動かします。(勿論、好奇心が多過ぎてこれまで痛い目にあったかも知れませんw)


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↑この写真の3〜5歳の頃ぐらいから僕の無限の好奇心は変わらないです。

では今年のエレクト浪人のまとめを以下に書きます。

① : 音楽ソフトのチュートリアル動画などは沢山作りました

動画の方が説明しやすい事もあるので、音楽ソフトウェアの使い方やiPadアプリの演奏動画などはYouTubeやInstagramにアップしました。

② : 今年は曲も2〜3曲一応完成しました

以前は曲が完成したら、嬉しくてすぐにSoundcloudにアップロードして、一定期間無料ダウンロードとかしてたのですが、もうそのスタイルはやめましたw
そして相変わらず曲名を付けるのが一番難しかったりします。
もっと沢山作ってからデジタルとLPでリリースしたいと思ってます。

③ : Bass VIは想像以上に最高だった!

Fender Squire Bass VI を14歳からのギター人生で初めてベースを使い始めました。

やはりベースも他の楽器と同じく実際に使い始めないと良さがわからないもんですねー。弾き始めてから「どうして今までBassを弾かなかったんだろう?」と反省するぐらい楽しくてローカットスイッチでバリトンギターとしても使えて、ローカットしなければベースとしても弾けるのでほぼ毎日弾いてます!

反省点としてはリフがたくさん出来ましたが録音とタブ譜に書くのを忘れましたw

※ 2021年に改善すべき事 ①
もっと簡単にリフを録音してストックする仕組みを考える事!→ BOSS Loop Station RC-500にストックしようと考えてます。

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勿論、そのままの音でも十分なんですが、iRig DuoにBass VIを挿してiPad ProでPositive GridのJamup Pro XTでBassBig MuffやBass Ampを使ったり、

MacでAbleton Live内蔵のAMPNative Instruments BatteryのGuitarRigのBass AmpApple Logic Pro X / Mainstage 3 の Bass Amp、IK Multimedia Amplitubeなど色んな環境で試してました。

MainstageBassAmp2.png↑Main Stage 3をフルスクリーンでベースやギターを鳴らすと気持ちが良いのでオススメ

④ : Ableton 11の登場とReason StudioやLogic Pro Xの更なる進化に大興奮!

去年紹介したReason Studio 11 Suiteは今年はReasonは20周年で昨年紹介した時よりも更に便利になってて、愛用のLogic Pro X、Ableton Liveなどで使えるAudioUnit/VSTに続きAAXにも対応してProToolsでも使える様になったり、面白い新規のデバイスや物理モデリングのFriktionBeatMapなど更新される毎にすごい事になってます。

Beat Map

は動画を見ればすぐに使い方がわかり、アルゴリズミックなドラムパターンジェネレータで、この動画内でも説明がある通り、リズムに特化したという意味で「Algorithm」を「AlgoRhythm 」と説明していて、すぐに触りたくなるので、Propellerheadはこういう説明が相変わらずとてもわかりやすいと思います。

Beat MapはLogic Pro XのDurummerとはまた違うテイストで、Mapと付く様にまさに地形図を動かして使えるのでとても面白いです。

また先日、Ableton Liveもバージョン11が近日発売となり、現在Beta版を使ってますが、新機能が今回のブログ記事では紹介しきれない程にパワーアップしてるので次の記事から徐々に紹介していきたいと思います。

 

⑤ : 多くの参考書やマニュアルを読んだり、Masterclassで学んだ

今年の特に自粛期間中は主に音楽関連の参考書、資格の教科書やマニュアル、プログラミング(openFrameworks、Processing )、プラグイン開発の為のJuice関連の書籍、ライブコーディング( Tidalcycles、Sonic Pi )などをローテーション読み(少しづつ読んでまた別の本を読む)したり、Max、PureData、Reaktorのパッチング、JuiceやCsound CabbageからAU/VSTを開発する為に学びながらプログラミングしたり、後半で紹介するMasterclassで色んなコースを受講して学びました。

それらの学習の休憩に以下のAmazon Primeや Netflixのドラマなどを沢山観ました。

※英語の勉強も兼ねているので海外ドラマしか見ません。

面白かったのは以下の作品でどれもオススメです。

  • ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤(HBO)

X-Menのスピンオフの中で一番好きな「LOGAN/ローガン」でローガン(ウルバリン)と同じミュータントの子供でレーザーの様なメンチビームを放つ(ガンを飛ばす)ローラを演じた目力がハンパないダフネ・キーンが主役のライラを演じていて、我々とは魔法や異なる動物達が話したりする並行世界のお話で人間は”ダイモン”と呼ばれる人間と魂レベルで繋がっている守護動物と共に行動して、ライラも親友のロジャーを探す為にダイモンと共にアレシオメーター(真理計)という羅針盤を頼りに冒険の旅に出ます。特に興味深いのは魔法や動物達が話すファンタジーの世界と今の現代の地球に近い世界を繋ぐ扉を知っている人だけが行ったり来たり出来るので、次のシーズンがどうなるかますます楽しみです。

  • クイーンズキャンビット( Netflix )

ウォルター・デイビスの小説「クイーンズ・ギャンビット」が原作で孤児院の少女が用務員にチェスを習いどんどん強くなっていく素晴らしい作品でチェスを学びたくなりました。
フィクションなんですが、原作を知らない人はノンフィクションかと思うぐらいに50〜60年台のデティールが細かい部分とベスがとても可愛かったです。

  • マーベラス・ミセス・メイゼル( Amazon Original )

日本では馴染みが薄いスタンドアップコメディをレイチェル・ブロズナハンが演じるミッジ(ミリアム・メイゼル)がふとしたことからスライト・カフェの舞台に立って、大ウケして、ガスライト・カフェの従業員のスージーと共に本格的にスタンドアップ・コメディを始めるお話で2020年はこのドラマで大いに笑いました。

主役のミッジとスージー以外にもミッジの両親や元夫のジョールやその両親など個性的で面白いキャラクターが沢山出てきます。

また僕が産まれるはるか前の1950年代〜1960年代の雰囲気やミッジを含め、他のレギュラーキャストの方々の服装や帽子、髪型などがとても素敵なのがもう一つの魅力です。

またドラマ内でスージーを見てるとバンドが忙しかった頃にとてもとてもお世話になった三軒茶屋のヘブンスドアのブッキングマネージャーのミナトさんを思い出しました。

まだシーズン3まででシーズン4を楽しみに待ってますが、既にゴールデングローブ賞プライムタイム・エミー賞など色んな賞を受賞した様で次のシーズンが待ちきれません。

特に最近はとても暗い世の中なのでマーベラス・ミセス・メイゼルをみて初笑いするのもいいかもしれないです。

※こちらの記事なども参照してみてください ↓

「マーベラス・ミセス・メイゼル」のここがおもしろい!魅力&見どころ紹介!

NYの主婦がコメディエンヌに エミー賞5冠『マーベラス・ミセス・メイゼル』

Westworldを説明するととても長くなっちゃうので、The Riverの「 【解説】「ウエストワールド」シーズン3追いつき攻略ガイド ─ シーズン1・2を「ドロレス」視点でまとめ」記事がとてもわかりやすいのでそちらを参照してみてください。

Season1&2の西部開拓時代の雰囲気とはガラリと変わってSeason 3はジョナサン・ノーラン&J・J・エイブラムズ の本領が発揮されていて、近未来のSFの車やバイク、かなり大きい警備ロボとドロレス(アンドロイド)が闘ったりする大好きなテイストでした。

また所々にGuns N’ RosesのSweet Child O’ Mineなどがピアノなどでさりげなくかかっているのも粋でした。

Watchmenのあらすじなどは、ワーナーブラザーズの公式サイトThe Riverの「【解説】ドラマ「ウォッチメン」観る前のこれだけガイド ─ 原作コミック復習と、現代アップデートの妙技」などがわかりやすいです。

このWatchmenのドラマ版を観る前までは本当に起きた「タルサ人種暴動 」について知りませんでした。。

WatchmenTrent Reznor & Atticus Rossによるサウンドトラックが本当に最高で今年は移動中にこの曲を聴き、Bass VIで弾きまくりました。
トレント・レズナーはNine Inch Nailsやこのウォッチメンを含め彼が手掛けた様々なサウンドトラックを聴けばわかりますが、ドラマや映画の内容を邪魔しないで作品を引き立たせて、「動」と「静」の使い分けや、歪みの使い方が場面に応じて程よい歪みから思いっきり歪ませたりする歪みの使い分けがとても上手でかなり勉強になりました。

Watchmenはみる前に映画版とこの町山智浩さんの解説動画はアメリカで実際に起こった日本人には知らない事件がわかるので映画版のWatchmenと共に絶対見ておいた方がいいと思います。

  • Star Trek : Picard

ピカード艦長達が活躍する新スタートレック( Star Trek TNG )の映画版で2002年に公開されたネメシス/S.T.X(Star Trek: Nemesis )でラストでピカード艦長を守る為に爆死したデータ少佐から10数年後の話で、ネメシス/S.T.X で誰よりも人間らしいアンドロイドのデータ少佐にお別れを言えなかったトレッキーが多いと思いますが、この Star trek : Picard ではデータ少佐の娘達が出てきて、データ少佐にお別れを言えなかったモヤモヤした気持ちもシーズン1をみ終わった段階で多くのトレッキーはちゃんとお別れが言えて納得するエンディングでした。

⑥ : 強力粉でピザ、うどんが作れる様になった!

昔から海外ドラマに影響されやすいので、Star Trek : Picardの7話ででデータ少佐の娘とピカードが避難した惑星ネペンテという星でウィリアム・ライカー&ディアナ・トロイ夫妻とその娘のケストラが住む惑星ネペンテでライカーがピザを作っている姿を見て、ピザを作りたいと思い、強力粉と薄力粉、イースト菌、オリーブオイルと水を使ってピザ生地を作り始めました。

ピザだけでなく、強力粉で色々と作れる事を知り、うどん生パスタなどを何度も作ったりしました。

また「Hawaii Five-0」の影響でハワイのガーリックシュリンプ&ロコモコを作りました。


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海老とシラスのピザ↑


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うどん!↑


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生パスタ↑


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2021年に楽しみな事とやりたい事

楽しみな事

  • その① 一番楽しみなのはやはりAbleton Live 11のリリースでしょう!

  • その② BTから何らかの発表がありそうな事Masterclass という音楽芸術映画料理など様々なジャンルの世界で最高の有名なスペシャリストがインストラクターとしてオンラインで動画とPDFで学べる素晴らしいサービスがありまして、受講したいコースのみを購入して学ぶか年間サブスクリプションで全てのコースを見放題のプランがあります。これを書いている現在では、英語のみなので勿論英語が出来ない方は学ぶ必要がありますが英語の字幕は表示されます。ブラウザからログインして学ぶかiPad&iPhone用のMasterclass専用のアプリでいつでもどこでも自分のペースで学ぶことが出来ます。[iPadのアプリで表示した画像]MasterclassDeadmau5Armin Van BuurenTom Morello , Timbaland , St.Vincent などのレッスンを空き時間で1〜2年で映画、脚本家、料理、インテリアなどのコースを学ぶことが出来ます。

Deadmau5 Official Trailer

Armin van Buuren Official Trailer

Tom Morello Official Trailer

Hans Zimmer Official Trailer

Samuel L. Jackson Official Trailer

僕は自分で言うのもなんですが結構アイデアマンなので、海外の電子楽器メーカーやDAWやソフトウェアシンセサイザーのソフトメーカーなどに、英語で色んなアイデアをメールする事が日常的に多くて、結構面白い展開になった事もあります。

このFlaming Juneを聴いてから人生で影響を受けまくたBT( Brian Wayne Transeau ) のレッスンがないのでMasterclassにメールして本人にもTweetして本人から返信が来て今後どうなるか楽しみにしてました。

https://twitter.com/BT/status/998732565258305537

別名”Father Of Trance”とも呼ばれるBTの凄さは書き出すと長文になってしまうんですが、音楽もちょっちゅう聴いてて、Csoundを学び出したのも、V-Synth GTを買ったのも彼の影響です。

そして2020年はCsound CabbageやMacOSが64bitになったので CDP(Compuser Desktop Project)  はどうやって使ってるか?とかつてあったDubspotのCDPのビデオの続きがみたい!とTweetしたら以下の様なワクワクさせる返信がありました!

なのでMasterclassにレッスンが追加されるかもしくは彼なら自前のアプリを作るかもしれないですね。

 

今年やりたい事は全て書くとネタバレになるのであんまり書きたくないんですが、

  • 冷戦時代のスパイラジオの様なデザインのアナログシンセを作る
  • Bluetooth経由でパターンプルグラミング可能なキルスイッチを作る
  • 設計中の部屋のファラデーケージ付きの防音システムを完成させる!
  • 昔付き合ってた彼女に壊されたワウペダルの代わりのワウペダルを買う
  • ギター/ベースのリフをどんどんストックしてあとでオーディション出来る様にする
  • 曲作りの効率を上げる為の工夫を考える!
  • JuiceかCsound Cabbageでプラグインを作る!
  • Max最新版対応のMaxForLive101の電子書籍を作って販売する
  • コロナ次第で可能であれば「Livek ∞ 」を行う!
  • あと4〜5曲完成させてマスタリングに納得がいったらデジタルとLPでリリースする
  • アーク溶接、旋盤、3DPCBも印刷可能な3Dプリンタなど作りたいモノを作る為の資格や機材を少しずつ揃える
  • 家庭用菜園をRaspberry Piを使ってもっと美味しい野菜の収穫を効率化し、菜園をレイヤーさせる
  • ピザと薫製(ソーセージ、パストラミなど)を作る窯を庭に設置して去年よりもうまいモノを作る
  • 英会話でイギリス訛りを学ぶ

 

などなどです。

おおすぎてどのくらい実現できるかわかりませんが、

どうぞ今年もエレクト浪人とAbletonUger GroupTokyoをよろしくお願いいたします。

 

IMG_4619

 

2021年1月 Atsushi Nakayama a.k.a electrounin