Blend.ioとSpliceのすすめ

BvsS

以前、GobblerというDAW用のオンラインストレージを紹介しましたが、正直高いです(笑)

今回は無料またはもっと安くプロジェクトをやり取りでき世界中の同じDAW ユーザーとプロジェクトファイルをやり取りしてリミックスや一緒に曲を作ったりできるBlend.ioSpliceを紹介します。

例えば誰かがリミックスコンテストをしたい場合、曲を作ってて「誰かギターソロを入れてください」「BuchlaやMoog Modularはとても買えないので巨匠追加してください」とか色々と使い方が考えられますので僕はSoundcloudと同じくらい知名度が上がって欲しいと思います。

Live8が発表された時にMaxForLive,Akai APC40とShareというものが発表されたもののShareは実現しませんでしたがこのBlend.ioとSpliceはそれの代わりになっているんじゃないかと思います。

日本国内ではSoundCloudは知名度は高いですがBlend.ioとSpliceはまだまだ国内では知名度が低いのが残念です。

しかしこの2つのサービスがもっと認知されるようになったら音楽に携わる人にとって世界は確実に面白くなると思うので紹介します。

今回は去年密かに完成した僕の曲”System Fail”のAbleton Liveプロジェクトを両方にアップロードしてみましたのでどんどんダウンロードして参考にしたりリミックスしたり再編集したりしてみてください。リミックスコンテストとか大袈裟なものでもなく「もっと面白くしてみやがれこのヤロー!」という感じです(笑)

もし面白いリミックスや編集ができたらSpliceやBlend.io、Soundcloudにアップロードしても構いませんがタイトルに「System Fail – electrounin(あなたのアーティスト名義)」とつけてください。

この曲は僕の曲の本の一部でしかありませんが、いないと信じたいですがタイトルと名義を勝手に変えて「俺の曲だ!」とかそういうのはやめてくださいw

そんな人いないと思ってたんですが海外の数人の方がたまにそういう人がいると言ってましたよ。。

 

さてこの2つのサービスを使う際に同じDAWを使っていても同じユーザー同士が必ずしもサードパーティの使っているとは限らないのでプロジェクトをBlend.ioとSpliceにアップロードする前に幾つかルールを設定しておくと懸命かと思います。

プロジェクトをアップロードする際の行った方が良い注意点

  • エフェクター、ソフトシンセはなるべく内臓のものを使う。
  • サードパーティのプラグインを使っている場合はフリーズしてフラット化しておく。
  • Send/Returnでサードパーティのプラグインを使っている場合はリサンプリング(下記参照)しておく。
  • 自分のオリジナルのDAWをアップロードしたい場合は日本語だけでなく英語で書くともっと面白い事が起こる可能性があるので頑張って書いてみてください。
  • Ableton Liveの場合メニューから全て集めて保存をしてプロジェクトをPullした方が再現できる様にしてください。

 

SpliceとBlend.ioの違い

splice Blend.io
対応DAW Ableton Live8~、FL Studio、Logic Pro X、Garage Band

Ableton Live8~、FL Studio、LogicX、GarageBand、Maschine1&2、Reason、ProTools、Cubase、Nuendo、BitwigStudio、AudioStem

プロジェクトのやり取り方法

専用アプリケーションで行う
※①下記参照

blend.ioとDropboxを連携
※②下記参照

※①Spliceの場合

専用アプリケーションをこちらから落としてインストールします。

Mac/WindowsのローカルにSpliceという名のフォルダーが作成されるのでその中にアップロードしたいAbleton Live,LogicXなどのDAWのプロジェクトを置きます。念のためにオリジナルの複製を置いといた方がいいでしょう。

Mac OS Xだと’/Users/username/Splice’に作成されました。

そうするとアプリケーションが以下のように始まります。

Pasted_Image_4_12_15__8_26_AM

 そうすると自分のアカウントにされるので必要事項を入力しPublishすると公開されます。共有はFacebook,Twitterはもちろんこの様にサイトにembeddedする事もできます。

 

※②Blend.ioの場合

blend.ioはdropboxと連携して使うタイプのサービスでなのでよくある他社のDropbox連携サービスの様にblend.ioとDropboxを接続します。

そうすると日本語だと’Dropbox/アプリ/Blend’ 英語だと’Dropbox/Apps/Blend’というフォルダができるのでその中に同様にプロジェクトを置いておくだけで自分のアカウントに追加されます。

最近なぜかDropboxの同期が終わらなかったり、コンフリクトしてフォルダの名前に( (大文字と小文字の区別の問題))という名前が追加され絶不調なので「Web版のDropboxでもできますか?」とBlend.ioに問い合わせた所「Of course!」と教えてもらったので、今回はChromeからアップロードしている状態が以下の画像です。

Blend_-_Dropbox

 また他の人がプロジェクトをPullする前に視聴できる様に”preview”という名前のwavもしくはaiffをフォルダ内に含めておく必要があります。preview-file

そうすると自分のアカウントにされるので必要事項を入力しPublishすると公開されます。共有はSpliceと同様にSNSでの共有やサイトにembeddedする事もできます。

If you want to remix etc,
Please  name “System Fail  -electrounin(your name remix or your name edit).
And Please send me massage or mention.
 electrounin@gmail.com
Twitter : mekayama