先週、いつもYouTubeで勉強させて頂いているNYのDubspotから神業的なフィンガードラムを演奏するJEREMY ELLISさんとDJ Shifteeさんが来日している様でこちらの記事と動画を見て興奮してPushもMaschineMikroMk1ももっと練習してヘビーメタルのギターソロを夜な夜な練習していた高校時代の特訓魂が復活して熱くなっておりますw
Maschineユーザーでなくてもリンク先の動画は必見です。
ギターでもどんな楽器でもそうですが「僕もこんな演奏をしたい!練習したい!」と思わせる様な動画を見て自分自身の気持ちを高める事は演奏能力向上の為にとても大事なことだと思います。
もし憧れの尊敬しているプレーヤーがいるならYouTubeなどでどんどん見て、匠の技を研究し真似してみるといいと思います。
あのギターのライトハンド奏法を考えたエディ・バンヘイレンでさえライトハンド奏法を真似しちゃ駄目とは言っているのを聞いた事がないので技を研究して真似てみてもいいんだと思います。
さて前置きが長くなりましたが、先日Ableton Live 9.1が正式にリリースされました。
まで9.1パブリックベータを試してそのパワーアップ内容にワクワクしていましたのですが、ベーターなので自分の持ってるLivePackを使えなくて「早く9.1出て欲しいなー。でも急いでバグが多いのも困るな。」と心の中で叫んでいましたw
この9.1は自働でアップデートされないので自身のAbleton.comのアカウントにアクセスしてアップデートする必要があります。
9.1のリリースノートを読みながら使ってみて、まず大きな変更点として気が付いたのが
デュアルモニターのサポート、
Pushにメロディやコードを打ち込めるメロディステップシーケンサーが追加、
メロディステップシーケンサーでの任意のノートの長さ、ナッジ、ベロシティを直感的に変更になった事、
Pushのステップシーケンサーでステップ単位でオートメーションを書ける機能が追加された事やSoX Resampler Libraryを使用してオーディオ書き出し時の音質を改善などでしょうか。
その他細かい所はこちらのリリースノートを参照して下さい。
https://www.ableton.com/ja/articles/live-9-release-notes/
英語ですがマークさんのAbleton Live9.1のマインドマップを見ると新機能が把握しやすいかもしれません。
SoXというのはコマンドラインから様々な音声処理、変換、生成を行なうコマンドで公式サイトをみると沢山のオプションがあるようです。
SoXを使ってBytebeatという面白い事ができるのを紹介したいですが長くなりそうなのでまた後日書こうかと思います。
9.1で追加された機能でデュアルモニターはメニューの「表示>セカンドモニター」で出す事が出来るようでおそらく劇的にワークフローが効率よくなると思いますが、まだセカンドモニターを持っていないので今回はスキップしますw
なので今回はPushに追加されたメロディやコードを打ち込めるメロディステップシーケンサーの使い方を紹介します。
今回は先日入手したAutoBeatというMax4LiveデバイスでDrumRackとNIのBattery4を鳴らしてこのようなリズムを先に作っておきました。
ここからBassとリードっぽい音を重ねてみたいと思います。
空のクリップスロットを選択するかPushの「New」ボタンを押した後に
Noteボタンを押します。
そうすると今までのNoteノートモードの表示になりここからメロディステップシーケンサーに切り替えるには、
もう一度Noteボタンを押します!
そうするとこのような少し暗めの光り具合でまだノートが何も入力されていない状態になります。
左側のタッチストリップを上下に移動することによりC-2からG8まで入力するピッチを変更し、マトリクス右側のシーン/グリッド切り替えボタンで入力する音符を選択出来ます。
今回はLive内蔵のInstrument RackのSynth Bass>Bass-Addictive Feedbackを使って以下の様なベースラインを打ち込んでみました。
再生すると緑のバーが横に走ります。
写真だけだとわかりずらいと思うので動画を撮りました。
あ、Push以外はちらかってるので見ないで下さいw
(現在Pushの操作を奇麗に上から録画出来るスタンドを探し中です。誰かお薦めがあったら教えて下さい≦(._.)≧ )
そうするとLive側では以下の様に打ち込まれました。
あらかじめ用意したビートとPushでベースを打ち込んだ音はこのような感じになりました。
<音声>
同様にシンセのメロディを重ねて見ます。
メロディは内蔵のKeys-Oscillated FM Pianoを使って、
以下の様に打ち込みました。
右側のシーン/グリッド切り替えボタンで入力する音符を選択ししますが、
ノートによって長さやベロシティを微調整したい場合は、
まずメロディシーケンサーの打ち込みの画面でノートを以下の様に押しっぱなしにします。
するとこのように「Notes」「Automat」という画面が液晶に表示されるます。
「Notes」はノートの長さ、Fine、Velocity,Nudgeを細かくノートごとに変更できて、「Automat」を押すとステップ単位でオートメーションをPushから描く事ができます。
「Notes」を選択するとPushの液晶が以下のようになり、ナッジ、長さ、ベロシティなどを微調整する事ができます。
「Automat」を選択すると以下の様にAbleton Liveで選択されている青い手のマークの付いたものが液晶に表示されるようです。
この画面でステップごとにオートメーションをクリップに書き込む事ができます。
またソロとミュートボタンの上のインボタンとアウトボタンで液晶に表示させるパラメータを切り替えてオートメーションを書き込みたいパラメータを選んで書き込む事ができるようです。
以下はPushからオートメーションを書き込んだ例です。
クリップには書き込まれたオートメーションのデータを複数表示できないのでシンプルにみえますが今回は実験的に沢山のオートメーションをクリップに書き込んでみました。
メロディを重ねた音はこのようになりました。
Pushを触り始めて「ドラムをPushから打ち込めるのはいいけどメロディはどうやるんだろう?」一番最初に疑問に思いましたが、今回の9.1アップデートでPushにメロディステップシーケンサーの追加でそれが解消されました。
実はこの第四回目の前にDrumRackを工夫してメロディやiZotope社のStutterEditの様なMIDIノートでコントロールするエフェクターをPushからコントロールする技を書こうと思ったのですが書かなくてもいいかな?と思いました。
(リクエストがあったら書きます。)
これで納得いくまでPushとLiveで打ち込みできますね!
これから寒くなりますがコタツでPushってのもありかもしれません(笑)
また冒頭にJEREMY ELLISさんのフィンガードラムについて書きましたが、勿論Pushでもフィンガードラムができます。
その為にはマニュアルを熟読するのは勿論のこと、手をひたすら鍛えて鍛えて鍛えまくり、たまに考えたり工夫したりする事が大事だと僕は思います。また心を鍛えたい気持ちにして高める為に達人達の動画を見るのもいいかと思います。
YouTubeを徘徊すればPushユーザー沢山のユーザーがプッシュしまくっている動画がありますが、このDubspotのDan Freeman氏のPushの動画シリーズはPushユーザーにお薦めだと思います。
鍛えたい気持ちを高める動画
僕もこのようにエレガントに操作出来る様に修行します!
ではまた!