僕はなぜAbleton User Group Tokyoを設立したか?

もうご存知の方もおられるでしょうが、今年に入って国内のAbletonユーザーに「良い振動」を起こしたくて、ちょっぴり勇気がいりましたがAbleton公認のAbletonユーザーグループ、Ableton User Group Tokyoを立ち上げました。

今回はなぜこのグループを立ち上げたのかについての思いを綴りたいと思います。

特にどこにも所属している訳でもなく、1ユーザーとして思った事を書きます。

僕は2005~6年位にKORGのMIDIコントローラーに付属していたAbleton LE4ぐらいを試験的にLogic Proと使用して来て、非常に好印象のソフトウェアだと感じVer6の通常版にアップグレードしました。

何が好印象だったかを語りだすとキリがありませんが、それまでLogicなどでの曲作りの時には横方向の時間軸の中で色々とトライ&エラーを繰り返してきましたが、Ableton Liveには「セッションビュー」もっと曲の構成を練りやすい新しい概念があった事、それまでは他のDAWでは色々とCPUやディスクに負荷をかけないように色々工夫してループさせて再生していてもインターネットブラウザなど他のアプリケーションを使って例えばYouTubeなどを再生した時などにすぐにバッファオーバーフロー(音のデータが一時的に貯められるバケツが溢れる)が発生してDAWが再生を停止してしまうのに対してAbleton Liveは何があっても止まらない点がとても気に入りました。(ライブでLogicなどを使って再生してそれが起り演奏が止まるという事故をよく目にしました。)

それから段々とAbleton LiveがメインのDAWとして使う様になり、ここ何年もYouTubeなどでAbleton Liveやソフトシンセで「こういうトリックがあるよー」とか「こうやってこうやってこうやってこの音を作ったんだ」とかの動画を曲作りの合間に貪欲に見る事が多いのですが、特にNYのDubspotというDJ、Ableton Live、Logic、Traktorやサウンドデザイン、ミキシング、マスタリングを教えている学校のチャンネルをよく見る様になり現時点ではまだ英語をスラスラとは話せませんが、このDubspotのChannelやBlogで見よう見まねで色んな事を学びました。

http://www.dubspot.com/

そして昨年末にこういう子供達にDJを始めている動画を見て、子供達に音楽の楽しさを教え確実に次の時代のパイオニアを育てている事を知り、日本人として音楽の作り手としてとても危機感を感じました。

http://www.dubspot.com/kids/

またこのリストを見るとすぐわかる様に日本には公認トレーナーも公認スクールも現時点では無い事に以前から疑問を感じていて、おそらく僕も初心者がわからないポイントさえわかればAbleton Liveの使い方は教えられると思い、ドイツのAbletonに英語でメールを送りいくつか質問をされたのでAbleton Liveに対するその時のありったけの思いを返信しましたがそのままになっています。。

日本語にローカライズされたのに国内にAbleton認定スクール&認定トレーナーがいない現状、

国産のAU/VSTプラグインや国産のサンプリングCDがほとんどない日本、

Puremagnetik社の様にAbleton Live専用の音源を個人でも企業でも売っている人がいない日本、

ヒップホップのダンスを義務教育過程に取り入れたのに古い風営法のおかげで酒を飲んで踊っているだけで摘発が入って踊る場所を無くなって来ているという矛盾した日本、

そんな今の日本に「良い振動」を起こすべく色々と考えた結果、Ableton User Groupが海外には沢山あり、ユーザー同士の知識の共有や意見のやり取りやAbleton Liveを使ったイベントが行なわれている事に対して、日本国内にはUser Groupが無い事にも気付きました。

まずそこから変えようと思い海外の海外のUser Groupを色々見るとMeetup、Wordpressをベースとしている所もありましたが圧倒的にFacebookをベースとした所が多かったのでそれに習う事にしました。

またその「振動」を起こす震源地の場所と名前にもこだわりました。

僕は横須賀生まれで藤沢育ちの神奈川県民ど真ん中ですがw、「User Group Kanagawa」「User Group Shonan」でも国内外に対してインパクトが弱い、「東京で誰もやる気配が無さそうなのでやってしまえ!」とちょっぴり勇気が必要でしたが、「Ableton User Group Tokyo」として設置しました。

そしてAbletonの公式のUser Groupのリストに載せて頂いた辺りからアクセスが増えて、色々といいアクションが起り、近いうちに発表出来ると思いますが現在1年目のイベントに向けて色々と準備をしています。

今とてもワクワクして心臓もバクバクいってます(笑)

今後年に1~2回のペースでイベントを行い国内外に良い振動を起こし共振し、やがてユーザー同士の国境がなくなればと思います。

そして日本の音楽や映像が、より楽しいものになる事を僕は願いそれに情熱を注ぎたいと思います。

かなり無茶をしているのかもしれません。

この先大きな壁に当たる事があるかもしれません。

普通の人の人生における大事なことを犠牲にしなければならないかもしれませんが痛みを恐れてばかりでは物事は大きく変わらないと思います。

もし関東で僕と同じ様に熱く考えて「良い振動を起こしたい」と賛同して協力して手伝って頂ける方はこのブログかAbleton User Group Tokyo宛に連絡ください。

また日本国内で関西、四国、九州など「うおおおお!うちらのシーンも負けてられないぞーっ!」と言う方は日本のAbleton User Groupの震源地をちょっとだけ勇気を出して作ってみではどうでしょう?

この国は特に3.11以降は色んな人の思いや感情がネガティブな方向にしか共振しなかった様に様々なメディアを見ていて僕は思います。

ポジティブ過ぎるのもあれですが出来ればポジティブな方向に共振していって欲しいと僕は思います。

2013年4月